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作業科学は、日々の作業について、体系的な方法によって探り、作業、健康、そして社会生活への参加の関係を研究する学問分野です。
「作業」とは毎日の生活の中で、または人生にわたって人々が「する」ことを意味します。よって、作業とは賃金の支払われるような仕事のみを示しているのではありません。作業的観点から考える時、本来、人が日々の生活へ参加・従事することは、毎日の生活における満足感や健康を達成する可能性を担っています。作業科学は様々な分野、たとえば人類学、社会学、医療またはヘルスケア科学、そして工学などからの知識が取り入れられ成り立っています。

 

作業療法と作業科学

クライアントが日々の作業遂行のなかで多様な挑戦と向き合うことを支援し、その人がセルフケア、仕事、休息または遊びといったバランスの中に従事し、参加することを再び可能とすることを支援する専門職が作業療法です。一方、作業科学とは、作業というものの概念的な理解を発展させることや、作業に関する研究または教育の発展というものに焦点を当てた学問です。

 

作業科学の研究

作業科学や作業療法の研究は、日々、または人生にわたって人の生活を支配する「作業」というものに関して、新しい知識をもたらしてくれることがあります。それと同時に、様々なセッティングでの作業療法実践の発展に寄与するものです。知識が生み出され使われることはしばしば並行して行われます。学問から生まれた知識は、クライエントや他スタッフに作業というものの重要性や実際の有用性について伝える時に役立ちます。

作業科学の研究は次のような質問に答えるためにあります:
人の作業を特徴づけるものは何か?
人の作業の形態、機能、意味は何か?
人の作業と健康との関係は?
人の作業と人間発達との関係は?

Copyright 2010 Japanese Society for the Study of Occupation